dioママ

dioママ

-
本日はちょっと考える事もあり いつかちゃんとまとめておきたいな・・・と思った アジソン病について書きたいと思います。
なので、 字ばっかりです(>_<)
備忘録って言うのとも違うんですが・・・
とりあえず 長文で、ワンコの写真は最後に1枚のみなので~ご興味の無い方は コレだけ押してくださいませ<(_ _)>
にほんブログ村 犬ブログ トイプードルへ
にほんブログ村




DIOが「 アジソン病 副腎皮質機能低下症 」 と診断されてから 10か月程経過しました。
発病のタイミングが ワクチン接種直後だったために すぐにはアジソンとは思わず、ひたすら ワクチンの副反応ということでの治療をしていました、ですが 2週間たっても状態が改善されず、 それどころか益々悪くなる一方で(ノД`)・゜・。
そこで思いきって病院を変え やっと 「 アジソン病 」と診断された時には 副腎クリーゼ という 重篤な状態一歩手前でした。
治療の初期段階では 状態が確立せず 不安な事も多々ありましたが、ここ最近はおかげさまで比較的安定しています。



アジソンと言う病気・・・

副腎皮質機能低下症とも言います。

副腎皮質と言う臓器からは日々
*コルチゾールを主とする・・・糖質コルチコイド
タンパク質・炭水化物・脂肪の代謝機能

*アルドステロンを主とする・・・硬質コルチコイド
カリウム排泄機能とナトリウム保持機能
のホルモンを分泌していますが そのホルモン分泌がストップする病気です。


ちなみに・・・副腎と言う臓器がどこにあるかわかりますか?
腎臓の上にある とても小さな臓器が 副腎です。 
ここから 脳の下垂体から指令を受けて 副腎はホルモンを出しています。 
副腎からでるホルモンは ストレスホルモンと呼ばれたりしますが、 極端なストレス下にさらられた場合 通常は
脳下垂体から送られる指令で 副腎が ホルモンをだし、ストレスを回避(和らげる)しているのです。
なので、この小さい臓器「副腎」 は実は 生きていくうえでとても重要な臓器といえます。




統計的には

アジソン病(副腎皮質機能低下症)は 若い年齢から6歳くらいの犬に多く発症するようです。
そして2:1の割合でメスの方が発症しやすいと言われています。
すべての犬種において発症する病気ですが、 スタンダードプードル、ベアテッドコリー、ポーチュギースウォータードッグの3種に関しては遺伝的にアジソン病になる個体がいる事が確立されているそうです。




アジソン病の症状

*食欲不振
*無気力
*元気消失
*嘔吐下痢
*体重の減少
*吐血
*多飲・多尿
*低体温

上記の症状は  特異的な症状ではないので パッと見は 普通の腹痛症状にも見える事から 見極めが難しいとは思いますが 症状が現れて 適切な処置をとれずにいる間も 副腎皮質細胞の破壊は進んで、ジワジワと症状は悪化していきますので
気が付いた時には・・・・・ とならない為にも かかりつけ医とも相談の上 もしそうであれば、出来るだけ早期に治療を開始する事が大事です。
また、近年では 「この症状はアジソンでは?」とピンとくる獣医師の方も多くなってきましたが、以前は良く 「 膵炎 」 や「腎不全」と間違われ、 必要なホルモン充填がなされず予後が不安定な事も多かったようです。


初期のアジソン病において、気を付けなければいけないことに
*急性クリーゼ (アジソンクリーゼ ・ 副腎クリーゼ とも呼びます )があります。
乱暴な書き方をすれば・・・
重度の脱水症状、カリウムの増加に伴い 徐脈により心配停止となる恐れのある状態の事です。

適切な処置が行われずに、状態が良くなったり・悪くなったり を間欠的に繰り返し、ある日劇的に症状が悪化し、 
重度の衰弱・低血糖 徐脈(不整脈の一種で 通常より心拍数が少なくなる) がおこり 重篤の場合ショック状態で死に至る事があります。 クリーゼが起こった場合は ステロイド点滴などの治療を行うことにより劇的に効果が現れる。



アジソン病の判断について

アジソン病の診断においては
① 血液検査で電解質の値を確認する
*低ナトリウム、高カリウムじゃないかを見る
そののち、 血中コルチゾール濃度を測る「 ATCH刺激検査 」 で最終判断をする

*上記にも少し書きましたが、 脳下垂体から ホルモンを出せ!と命令がきて副腎はホルモンを出すので
「 ATCH刺激検査」 とはその命令状態を疑似的につくる事を言います。
まず 通常採血をします、 その後 対象となる犬に ATCH製剤を注射します。 そして1時間後にまた採血をし
血中コルチゾールの上昇を見るのです。
健康体であれば、 命令ホルモンを投与されてるので コルチゾールは上昇しますが、 アジソン病であれば その命令を副腎が無視するため、 コルチゾール濃度の上昇は見られません


② レントゲン・エコー検査の結果を見る
アジソンを発症した犬のレントゲン写真を見ると 副腎の萎縮をはじめ、 心臓、後大静脈・肺動脈の萎縮
そして肝臓の萎縮(小肝症)の症状が顕著に現れる事が多いそうなので レントゲン結果も参考にする時があります。

萎縮があるので アジソンになったのか? アジソンなので萎縮してるのか? どちらが先かはわかりませんが
ナトリウム不足による 上記臓器への血流不足で萎縮が始まると言う事もあるようです。




アジソン病の治療について

硬質コルチコイド、糖質コルチコイド2種のホルモン充填療法が一般的です。
●酢酸フルドロコルチゾン ( 通称 フロリネフ ) を経口投与で 硬質コルチコイドを補う
*初期投与は 0.015mg/Kg/day から始める
●ブレドニゾロン (糖質コルチコイドの合成ホルモン剤) を経口投与する

フロリネフの主成分である 「酢酸フルドロコルチゾン」 には 若干ではあるが、糖質コルチコイドの作用もあるので
フロリネフが合う子にとっては ブレドニゾロン離脱に優位である。



DIOの場合 フロリネフが体に合わなかったので 国内未承認薬である 「 ピパル酸デソキシコルシコステロン DOCP (販売名 パーコーテンV )」 を 25日間隔で継続筋肉注射を行っています。
*初期設定は 2mg/kg 

経口薬であるフロリネフと違い、DOCPには 糖質コルチコイドの成分が全くないので 生涯にわたって 低用量のブレドニゾロン投与は不可欠である。
*初期投与0.5mg/Kg

また、血中のナトリウム濃度を維持するために 「 塩 」 を食事に混ぜるという方法もあります。
目安としては *0.1mg/Kg/day   とても原始的ですが(^^ゞ 古来から行われている治療の一つだそうです。


アジソン病の予後について
症状について・・・の欄にも書きましたが、 脱水や倦怠感、下痢嘔吐と言った症状から 「 膵炎 」や「 腎不全」と思われていたため 適切な治療ができていませんでした。
*本来2種のホルモンを充填しなければならないところ ”ステロイド”のみの投与になっていた為と考えられます。
その為、 予後は5、6年程度 と言われていましたが、 きちんと診断して、適切な処置が行われる今では 一般的な寿命を全うできると言われているそうです。
しかしながら アジソンはいわゆる 不治の病です。
適切に投薬を続けていても 副腎細胞の破壊は止めることができません。 しかし、適切な処置によってその破壊のスピードを抑える事はできると思います。
なので、投薬量を決める為の月1回の診察の際には たとえ小さな事であっても 主治医と話し合ってその都度 その子にあった治療方針を決めていくことが 大切だと思います。 


この記事を書くにあたっては担当獣医師の話、および下記の論文の和訳等引用・参考に自分なりの解釈を加えております。
*J Am Vet Med Assoc. 1996 Jan 1;208(1):85-91.
Pretreatment clinical and laboratory findings in dogs with hypoadrenocorticism: 225 cases (1979-1993).
Peterson ME1, Kintzer PP, Kass PH.
*J Vet Intern Med. 2006 May-Jun;20(3):556-61
Aldosterone-to-renin and cortisol-to-adrenocorticotropic hormone ratios in healthy dogs and dogs with primary hypoadrenocorticism.
Javadi S, Galac S, Boer P, Robben JH, Teske E, Kooistra HS






もともとは愛犬DIOとBlancの日々について書いていたこのblogですが、最近は 「 トイプードル・お出かけ・ フード お洋服」
等の検索キーワードより、 「 犬・アジソン・ トイプードル 」 の検索で訪ねてくれる人が多くなりました。
犬種を問わず それだけ 「 アジソン病 」 になるワンコも増えて来てるという事でしょうか・・・
もしくは 医学の進歩により 以前より 「 アジソン 」 と言う病気に触れる機会が多い獣医師が増えたということでしょうか?
そして・・・ DIOの大好きなお友達  すももちゃん もアジソン病になってしまいました。
すももちゃんのブログも読んで頂ければ分かると思いますが、この病気早期に見極める事が生死を分ける事になると思います。

DIOもすももちゃんも 副腎クリーゼ一歩手前で入院という事態になってしまいました。
様子がおかしい!と早めに気が付いて病院に通っていても こんな事になってしまうのです。
なので、これからもしも 体調を急に崩してしまって 上記のような症状が現れて もしかしてアジソンでは・・・って早期発見の手助けになれればと思って自分なりにまとめてみました。
お役にたてれば幸いです・・・
*素人が調べた事なので、 あくまでも参考程度に・・・



全国のアジソンっ子のお友達 みんなで頑張ろうね!


いつも温かい応援コメありがとうございます! 励みになります!
にほんブログ村 犬ブログ トイプードルへ
にほんブログ村
Posted by